2025/07/10 14:04
名古屋市中区丸の内のリカーショップ「The蔵 KURA」は、その名の通り壮大な蔵を思わせる立派な外観で、その中にチーズ専門店「Petit Prairie プティプレリ」が併設されています。
「プティプレリ」はもともと名古屋の老舗百貨店「丸栄」直営のチーズ専門店でしたが、2018年6月末、「丸栄」が惜しまれつつ閉店したことに伴い一旦閉店しました。しかし、豊富な品揃えで名古屋でも有数のチーズ専門店であった「プティプレリ」の復活を望むお客様の声が多く、同年9月、酒類卸大手の株式会社秋田屋が引き継ぐ形で「The 蔵」内に再度オープンしました。
明るく広々として、落ち着いた雰囲気の店内。ショーケースには様々な産地のチーズがぎっしり!その中にはもちろんスイス産のチーズもありました☻
スタッフのおひとり、チーズプロフェッショナルの本保さんにお店にあるスイスチーズの解説をしていただきました。
【アッペンツェラー 9ケ月熟成 紫ラベル】
乳種は牛で、ハードタイプ。旨味がしっかりしている。種類は3~4カ月熟成のシルバーラベル、4~6カ月熟成のゴールドラベル、6カ月以上熟成の黒ラベルがあり、この日店頭にあった紫ラベルはその上の9カ月熟成で、在庫が少なく特別感のあるチーズ。表皮をスパイスやハーブ入りの白ワインで磨いている。薄くスライスしてシャスラなどの白ワインと合わせるのがおすすめ。
【テット ド モワンヌ】
乳種は牛で、ハードタイプ。「修道士の頭」というユニークな名前がついている。20世紀後半に専用のチーズ削り器「ジロール」が発明されてから一気にブレイクし、世界中に知られるようになったチーズ。ジロールで削ると薄いカーネーションの花びらのようなカットになるので、母の日のプレゼントにもおすすめ。濃厚な味わいなので、大きめのかたまりで食べる際は日本酒の純米吟醸と、薄くカットして食べる際はピノ・ノワールなどの赤ワインとよく合います。
他にも定番としてグリュイエールの取り扱いがあり、スプリンツなど、店頭にないスイスチーズでもお取り寄せ可能なものもあるので、お気軽にお問い合わせください、とおっしゃっていました。
私がいいなと思ったのは、チーズを約100グラム単位でその場でカットしてもらえるところです(一部対象外の商品もあります)。「テット ド モワンヌ」を大きなかたまりで購入して消費しきる自信がなかったのでお願いすると、ちょうど良い食べきりサイズにカットしてくださいました。これなら色々なチーズを気軽に食べ比べできそうです。
本保さん以外のスタッフの方々もチーズやワインの有資格者で、おすすめが分かりやすく気軽に相談できます。
他にも月に1回程度、「フロマージュカフェ」と題して、様々なチーズをテーマにした、チーズと酒類を試食・試飲するイベント(有料・予約優先)を店内で開催しているそうです。
また、秋田屋さん運営のリカーショップということで日本酒の品揃えはもちろん、ワインや焼酎、ハードリカーも充実のラインナップ。
詳しくはhttps://kurapetit.jpをチェックしてみてください。