少し気が早いようですが、夏休みに海外旅行を計画される方も多いと思います。スイスもベストシーズンでおすすめですよ！

私がおすすめする観光スポットは自分にとって縁のある中央スイス、主にLuzern(ルツェルン)周辺でちょっと偏りがあるかもしれませんが💦簡単にご紹介します。

カペル橋

ロイス川に架かり旧市街と新市街を結ぶ、ルツェルンの街のシンボル。1333年に完成したヨーロッパ最古の木造橋。フィアヴァルトシュテッター湖に面し、その昔湖から襲ってくる敵から街を守る城壁の一部として建てられたそうです。

写真はないのですが、橋の内部、梁の部分に聖人の生涯と街の歴史を描いた三角形の絵画が110枚掲げられており圧巻で、一見の価値ありです。橋を中心として湖沿いにホテルやレストランが軒を連ねているので、優雅に食事をしながら景観を楽しむのも良し、また湖を取り囲むように遊歩道が整備されているので、ゆったり散策しながら疲れたらベンチで休憩するのも良し、のんびりと思い思いの時間を過ごせます。

ライオン記念碑

カペル橋と並んで有名なルツェルンの観光名所。旧市街の北東にあり、地図で見るとカペル橋からかなり距離が離れているように見えますが、美しい街並みを眺めながら、お土産屋さんを覗きつつ歩いていると到着、歩ける距離です。

 フランス革命の際、民衆からルイ16世とマリー・アントワネットを守ろうとして命を落とした786名のスイス人傭兵を悼んで造られた記念碑。脇腹に槍が刺さり、息も絶え絶えのライオン。精密機械などの産業がなかった当時、スイス兵は貴重な「輸出品」だったそうで、現在でもヴァチカン宮殿の護衛をスイス兵が担当しているのはその名残といわれています。記念碑は大きな池を挟んだ対岸にあり、池の前で写真を撮って、隣の氷河公園に移動する人が多いです。

湖船クルーズ

カペル橋にも程近い、ルツェルン中央駅のロータリーを挟んで反対側の湖沿いに、湖船クルーズの乗り場があります。1時間くらいの短いクルーズからランチが付いた半日くらいの長いものまで、多彩なコースがあります。

私は、湖岸の小さな街を巡りながら友人の住む街フリューエレンで下船、というコースを利用しました。

湖上から眺める風景もまた格別です。詳しくはSGVフィアヴァルトシテッター湖汽船会社のHPをご覧ください。日本語にも対応しています。

リギ山

ルツェルンから列車で足を延ばしてリギ山へ。標高1,797メートル、アルプスの急峻な山々と比較するとそれほど高くない山ですが、1871年、ヨーロッパ初の登山鉄道が建設されたのがリギ山です。

山合を急な角度で上っていく鉄道の車窓はのどかで美しく、スピードはややゆっくりです。山頂からはフィアヴァルトシテッター湖や、ユングフラウ、アイガーなどのアルプスを遠望できます。登山列車以外にも整備された登山道があり比較的なだらかなので、私は帰路はハイキングで8キロほど歩いて下山しました。ずっと下り坂で途中牧草地などもあるので、適度に休憩しながらのんびりした時間を過ごせました。

スイスは初めてという方も、既に訪れたことがあるという方も、スイスの原風景が広がるこのエリア、おすすめです！