2025/02/14 14:55
2月4日、”SAKURA” Japan Women’s Wine Awards(通称:サクラアワード)審査会がホテル日航大阪で開催されました(東京会場は1月28日、ホテル雅叙園東京で開催されました)。
サクラアワードとは、ソムリエ・ワインの輸入会社・流通・販売・醸造家・ワインスクール講師・ワインジャーナリスト等、女性のワインプロフェッショナルが審査する国際的なワインコンペティションで、2014年に始まりました。今回私も審査員の1人として参加させていただきました。
主宰・審査責任者は、ワインエデュケーター/ワインライターの田辺由美さんです。著書に「田辺由美のWINE BOOK」「田辺由美のWINE NOTE」等があり、ソムリエやワインエキスパート資格試験の勉強をされている方にはおなじみではないでしょうか。田辺さんのご挨拶から審査会がスタートしました。
審査は5名が1組となり、エントリーワインをブラインドでテイスティングし、点数をつけていきます。具体的な審査方法は守秘義務があるため、ここでは詳しく書けないのですが、この写真のように、赤ワインであればメインが同じブドウ品種の赤ワインを4アイテムずつ、合計10~12アイテムをブラインドでテイスティングします。ワインの生産地は明かされず、ヴィンテージや樽使用の有無等、ごく限られた情報のみでテイスティングするため、審査員も先入観なくワインそのものを適格に判断することができます。
私たちのグループは、白ワイン20アイテム、赤ワイン23アイテムを審査させていただきましたが、審査対象のワインカテゴリーは他にロゼワイン、スパークリングワイン、甘口ワイン、フォーティファイドワイン、オレンジワイン、低アルコールワイン、ノンアルコールワイン等、幅広くあります。
審査の結果、優れたワインはシルバー、ゴールド、ダブルゴールドの各賞(アワード)を受賞し、ダブルゴールド受賞ワインの中から高得点、且つ賞に相応しいワインがあった場合のみダイアモンドトロフィーが授与されます。その他に「これから飲みたい品種賞」等の特別賞もあります。受賞ワインは2月27日、サクラアワード公式HP で発表されますので、是非チェックしてみてください。そして、メダルロゴシールのついたワインボトルが春以降店頭に並ぶと思いますので、皆様どうぞお楽しみに!
さて、今回私たちが審査させていただいた中には(テイスティングした感じでは)、残念ながらスイスワインはなかったと思うのですが😢、スロヴァキア原産のブドウ品種や、北米のハイブリッド品種等、普段日本ではあまり出会うことのない珍しいものや、素晴らしい味わいのワインに数多く出会うことができました。そうしたワインたちがこのサクラアワードを通して日本のワインショップに数多く並び、実際にお客様に手に取っていただき、それによってますますご家庭の食卓が彩り豊かに、そして日本のワイン市場がより活性化されていくことを切に願います。
最後に…サクラアワードの審査員は女性のみですが、審査会場でワインをサーブしてくださるソムリエは全員男性です!毎回そのプロフェッショナルなサービスに感銘を受けます。そして、他の審査員の方々との交流・情報交換もとても勉強になり、刺激を受けます。こうした全てに感謝し、ワイン全般の知識を広げつつ、皆様に今後もより素晴らしいスイスワインをご紹介すべく精進していきたいと思います。